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青山裕企

写真家

青山庸子

会社員

スクールガール・コンプレックス』『ソラリーマン』をはじめとする写真集や、今をときめくアイドルたちのポートレート撮影などを手がけ、さらに最近ではエッセイなどの執筆活動も積極的に行うなど、いま最も話題を集めている写真家のひとり、青山裕企さん。そんな彼が、今回インタビューをする相手は、なんとご自身の奥さまです! 先日出版されたばかりの新著『<彼女>の撮り方』でも奥さまにまつわるエピソードを披露している青山さんが、付き合ってからわずか半年で結婚を決めたという”いちょこさん”こと庸子さんに聞きたいこととは?

4. 女子高生を撮っているのに嫉妬しないんですか?

青山庸子 

絶対的な信頼ですよ。あと、過去のあまりにもかわいそうな恋愛事情を聞いていたから、この人本当にモテなかったんだなぁっていう同情(笑)。

Q.僕が女子高生やアイドル、女優を仕事で撮っていて、それに嫉妬はしてないという話は前に聞いたけど、それはなぜなの?(笑)

庸子:絶対的な信頼ですよ。あとは、付き合い始めた頃に、過去のあまりにもかわいそうな恋愛事情を聞いていたから、この人本当にモテなかったんだなぁっていう同情(笑)。

青山裕企「スクールガール・コンプレックス」

Q.そんなにモテない人と付き合うということには抵抗はなかったの?

庸子:最初に会った時は、面白い人だけど付き合う対象ではないなって思ったのね。付き合い始めてからも、男性としてというよりも、人間として魅力的だなって。いまでも覚えてるけど、告白された後の鎌倉デートの時に、お好み焼き屋さんのざぶとんに正座して、「ちなみにこれはお付き合いすることになったんですかねぇ?」と私が聞いて、「そういうことになりますね」って裕企が答えて。なんだこのおカタいお見合いカップルみたいなやり取りはって(笑)。

青山裕企「ソラリーマン」

Q. (笑)。それは僕の恋愛スキルの低さのせいだね。

庸子:恋愛の関係よりも家族愛という方がいまは完全に強いんだよね。たぶん私たちは不思議なバランスで、ある時は片方が子どもで、もう片方は親という感じで、状況によって役割が入れ替わるんだよね。夫婦によっては常にどちらか片方が子どもであり続けるということもあると思うんだけど。そういう関係性ってやっぱり異性的な魅力とはまた違う話なんだと思う。もし仮に、実は裕企が女性でしたって言われても、驚きはするだろうけど、そっかぁって受け入れちゃう感じかもしれない(笑)。

Q.前に、唯一写真を撮っている時だけはカッコ良いと思うことがあるって言ってたよね。でも、結婚を決めるまでの過程で、僕はスゴいカメラマンとしての姿を見せつけたわけじゃないよね(笑)。

庸子:うん。お義父さんに病院でご挨拶した時も、結婚がどうとかいう次元をある意味超えてたんだと思う。その頃から裕企を異性としてではなく、魅力的な人として見ていたところがあったからね。ずっと応援していくと決めたのも、裕企の初個展を見て、直感で「この人は写真をやっていくべき」だと思ったからなんだよね。あと、何か企画してやらかしてやろうという姿勢に、自分と同じ匂いを感じたのかもしれない。

Q. 僕も「男」「女」と同列に「妻」というカテゴリがあるくらい、それぞれは違うものだと思ってるところがある。もともと僕は、高校時代の不遇な恋愛経験がきっかけで、女性という存在に対して、恐怖感、劣等感、不信感みたいものが、渦巻いていたんだよね。それはいまも変わらないんだけど、「妻」に関しては全く別に考えているところがある。話してみるまで気付かなかったけど、お互いに結構似ているところがあるのかもね。

庸子:え? そうだよ。いまさら何言っているの?(笑)<続く>

インフォメーション

青山裕企さんの最新エッセイ『<彼女>の撮り方』がミシマ社より、写真集『跳ばずにいられないっ! ソラリーマン ジャパン・ツアー』が徳間書店より発売中。

もっと知りたい人は…

  • 青山裕企 

    青山裕企

    写真家

    1978年愛知県生まれ。2005年筑波大学人間学類心理学専攻卒業。2007年キヤノン写真新世紀優秀賞受賞。東京都在住。サラリーマンや女子高校生など“日本社会における記号的な存在”をモチーフにしながら、自分自身の思春期観や父親像などを反映させた作品を制作している。近刊に『ガールズフォトの撮り方』(誠文堂新光社)、『僕は写真の楽しさを全力で伝えたい!』(星海社新書)など。

  • 青山庸子 

    青山庸子

    会社員

    1983年東京生まれ。2003年度同志社大学文学部美学及芸術学専攻。2005年早稲田大学第二文学部表現・芸術系専修卒業。東京都在住。学生時代は演劇におけるアートマネジメントを学び、学外では演劇の制作スタッフとしてプロ事務所アシスタントバイトを体験。広い視点から演劇の在り方を見るべく、知り合いのエステサロンへ就職。寿退社後は大手企業の一般事務経験を経て、現在のノベルティグッズ製作等を手がける企画営業職へ落ち着く。