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青山裕企

写真家

青山庸子

会社員

スクールガール・コンプレックス』『ソラリーマン』をはじめとする写真集や、今をときめくアイドルたちのポートレート撮影などを手がけ、さらに最近ではエッセイなどの執筆活動も積極的に行うなど、いま最も話題を集めている写真家のひとり、青山裕企さん。そんな彼が、今回インタビューをする相手は、なんとご自身の奥さまです! 先日出版されたばかりの新著『<彼女>の撮り方』でも奥さまにまつわるエピソードを披露している青山さんが、付き合ってからわずか半年で結婚を決めたという”いちょこさん”こと庸子さんに聞きたいこととは?

2. 僕と結婚しようと思ったのはなぜですか?

青山庸子 

「なんで別々に帰るんだろう? なんで同じところへ帰らないんだろう?」って素直に疑問に感じたんだよね。

Q.僕は写真の道で生きていくと覚悟した段階で、40歳くらいまでは絶対結婚できないと思ってたのね。経済的にも不安定な仕事だし、僕のことを受け入れてくれる人が仮にいたとしても、それに応えることはできないと思ってた。でも、いちょこさんとは2005年に付き合い始めてから、実質2、3ヶ月くらいで結婚を決めたよね。付き合ってすぐに結婚をしようと思ったのはなぜなの?

庸子:そんなの前にも話さなかったっけ(笑)。理由はふたつあって、ひとつは一緒にデートをしている時に子どもの話題になって、何気なく「結婚したら子どもは欲しい方?」って聞いたら、それに対して適当に答えるんじゃなくて、「子どもは好きだし欲しいけど、お腹を痛めて産むのは女性だから、その相手が欲しいと思うなら一生可愛がって育てていくし、子どもがいらない人なら、その人と仲良くやっていこうとすると思う」ってことを言われたんだよね。こんな考えをすんなり話せることがまずスゴイし、心底良い人なんだなって(笑)。

Q.子どもに対する考え方は、僕の女性観ともスゴく関係しているんだよね。たとえノーベル賞を受賞するくらいの偉業を成し遂げたとしても、それが子どもを産むということに勝ることはないと思うんだよね。女性はそんなこと別に意識していないのかもしれないけど。

庸子:もうひとつは、京都に3泊くらいで旅行に行った帰りに、東京駅でじゃあねって別れた後、別に旅行中に持ってもらってたわけじゃなかったのに、荷物が急に重く感じられたんだよね。その時に「なんで別々に帰るんだろう? なんで同じところへ帰らないんだろう?」って素直に疑問に感じて。それから少し経って、何気ない会話のなかで、こっちからプロポーズしたみたいな内容になった時に裕企がスゴく動揺して、「こういう話はまた改めてこちらから」みたいなことを言ってたよね(笑)。

裕企さんがプロポーズのために作った結婚パスポート。 過去に行った旅行の写真などが入れられたこのパスポートの有効期限は「FOREVER」!!

Q.いちょこさんの両親に挨拶する日が決まっていたから、その前にちゃんとこっちからプロポーズしないと順番がおかしくなると思って。それで、付き合うことを決めた場所でもある幕張に連れて行ったんだよね。

庸子:雨がフリそうな日だったから電車の中がジメジメしていて、「なんでわざわざこんな遠くに連れて行くんだろう。イヤだな」って思っていたんだけど、そこで渡されたものが心のこもったものだったから気持ちが逆転した(笑)。でも、書かれていた世界一周旅行のプランが全部祐企の行きたいところだっていうのがすぐわかって、なんかセコいなぁって(笑)。<続く>

インフォメーション

青山裕企さんの最新エッセイ『<彼女>の撮り方』がミシマ社より、写真集『跳ばずにいられないっ! ソラリーマン ジャパン・ツアー』が徳間書店より発売中。

もっと知りたい人は…

  • 青山裕企 

    青山裕企

    写真家

    1978年愛知県生まれ。2005年筑波大学人間学類心理学専攻卒業。2007年キヤノン写真新世紀優秀賞受賞。東京都在住。サラリーマンや女子高校生など“日本社会における記号的な存在”をモチーフにしながら、自分自身の思春期観や父親像などを反映させた作品を制作している。近刊に『ガールズフォトの撮り方』(誠文堂新光社)、『僕は写真の楽しさを全力で伝えたい!』(星海社新書)など。

  • 青山庸子 

    青山庸子

    会社員

    1983年東京生まれ。2003年度同志社大学文学部美学及芸術学専攻。2005年早稲田大学第二文学部表現・芸術系専修卒業。東京都在住。学生時代は演劇におけるアートマネジメントを学び、学外では演劇の制作スタッフとしてプロ事務所アシスタントバイトを体験。広い視点から演劇の在り方を見るべく、知り合いのエステサロンへ就職。寿退社後は大手企業の一般事務経験を経て、現在のノベルティグッズ製作等を手がける企画営業職へ落ち着く。