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植原亮輔

アートディレクター

平松正顕

天文学者

今回、カンバセーションズで初めてインタビュアーを務めてくれる植原亮輔さんは、デザインスタジオ「キギ」の代表を務めるアートディレクター。グラフィック、プロダクト、空間など幅広い領域のデザインを手がけ、さらに作品集の出版や展覧会でのプライベート作品の発表なども精力的に行う日本屈指のクリエイターである植原さんがインタビューするのは、国立天文台で働く天文学者の平松正顕さんです。星の形成や電波天文学を専門とし、南米・チリにある電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」のプロジェクトにも関わる平松さんに、植原さんが聞きたいこととは?

インタビューを終えて

植原亮輔 

いま、自分がいるクリエイションという宇宙は、舵を切り間違えるとどこまでも彷徨い続けることになりかねません。自分の仕事の怖さを改めて感じ、少し寒気がしました(笑)。

「天文学者さんとは、いままでずっと話してみたいと思っていたんです。こういう機会がないと出会うこともない人たちだと思うので、この場をつくってくれたカンバセーションズの原田さんには感謝しています。そして、平松さんは、地に足のついた生き方をしている人なんだなと感じました。
宇宙のことは、知れば知るほど面白いと思います。どんどん夢が膨らむし、興味も果てしなく続くことがとても羨ましいです。そして、すでに宇宙の中に存在している事実を探求し、解明していくことはやりがいがある仕事だと思います。
『クリエイティブというのは、ある意味答えがない世界で、むしろそちらの方が果てしない』と言われたことがとても印象的でした。平松さんにそう言われた時、子どもの頃、果てしない宇宙を想像して震えが止まらなかったことを思い出したのですが、いま、自分がいるクリエイションという宇宙は、舵を切り間違えるとどこまでも彷徨い続けることになりかねません。自分の仕事の怖さを改めて感じ、また少し寒気がしました(笑)。
平松さんは、おそらく自分とは性格も脳の構造もまったく違うけど、だからこそ話していて感心しっぱなしでした。今日はとても楽しかったです」

もっと知りたい人は…

  • 植原亮輔 

    植原亮輔

    アートディレクター

    2012年KIGIを設立。幅広くクリエイティブ活動を行う。主な仕事に、PASS THE BATONのVI、シアタープロダクツのグラフィックワークなど。D-BROSのフラワーベースは毎年新しいデザインを発表し、現在80種類以上のラインナップがある。また、滋賀県の伝統工芸の職人達と陶器、家具、布製品のブランド「KIKOF」を立ち上げたり、デザインワークの流れの中で作品制作をして展覧会をするなど、自在な発想と表現力であらゆるジャンルを横断しながら、クリエイションの新しいあり方を探し、生み出し続けている。東京ADCグランプリ、第11回亀倉雄策賞等受賞。東京・白金にキギのデザインしたプロダクトが並ぶショップ&ギャラリー「OUR FAVOURITE SHOP」をオープンさせた。

  • 平松正顕 

    平松正顕

    天文学者

    1980年岡山県生まれ。2008年、東京大学大学院理学系研究科天文学専攻 博士課程修了。博士(理学)。台湾中央研究院天文及天文物理研究所博士研究員を経て、2011年より国立天文台に勤務。電波望遠鏡を使って星の誕生プロセスを明らかにするための研究をしている他、アルマ望遠鏡をはじめとする電波天文学プロジェクトの広報担当として、講演や執筆活動を行っている。