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内沼晋太郎

ブックコーディネーター
クリエイティブディレクター

横山シンスケ

東京カルチャーカルチャー店長

本とアイデアのレーベル「numabooks」の代表として、ブックコーディネートをはじめ、本にまつわるさまざまなプロジェクトを手がけている内沼晋太郎さん。そんな彼が今年の7月に、博報堂ケトルとともにお酒が飲めるブックショップ「B&B」を下北沢にオープンすることになりました。B&Bでは、なんと無謀(?)にも毎晩ゲストを招き、トークライブを開催する予定とのことで、今回内沼さんが話を聞きたい人として指名したのは、過去に新宿・ロフトプラスワンのプロデューサーとしてさまざまなイベントの企画・運営に携わり、現在はお台場にある人気のイベントスペース・カルカルこと「東京カルチャーカルチャー」(運営:ニフティ)の店長を務める横山シンスケさん。カルカルオープン当初、創作おにぎりユニット・ニギリズムとしてイベントに出演した経験もある内沼さんが、”イベントの神様”・横山シンスケさんに、いま本当に聞きたいこととは?

4. お酒や食べ物はどうすればいいですか?

横山シンスケ 

おにぎりを出したらいいんじゃないですか?

Q.ライブハウスを運営していて、一番キツいことは何ですか?

横山:睡眠時間と酒(笑)。それは昔の僕の話でもあるけど、実際ストレスやプレッシャーで倒れた人はたくさん見てきてます。「休肝日を作る」というのは結構重要なアドバイスかもしれない。でも、「お酒が飲める本屋」というのは良いコンセプトだと思いますよ。僕はこれまでサブカルの発展に労力を費やしてきて、ずっと趣味のない人生を送ってきたんですけど、40を過ぎて急に趣味がほしくなってロードバイクを始めたんです。これがもう楽しすぎて、1日150キロとか走ったりしていて、いまはイベントのブッキングの方がおろそかになっているんですけど(笑)、もし何か自転車のイベントをしようという時に、ある程度その場に関連本が並んでいて、お酒飲みながら自転車の話ができたら最高だと思います。自転車関連の出版社にも乗っかってもらえたらさらにいいですよね。

「ダミアンさんとベルナールさんのベルギーポテトナイト!」

Q.そうですよね。この本屋のコンセプトも、博報堂ケトル嶋(浩一郎)さんと「本屋でお酒が飲めたらいいよね」という話をしていたことがきっかけになっていて、買おうか考えている本を積んで、お酒を飲みながら読んでもらえるような空間にしたいと思っているんです。ちなみに、イベントは20時から22時までで、その後24時まではゲストの人にも残ってもらって、バータイムにしようかなと思っています。食べ物は出した方がいいと思いますか? ただ、出すなら出すで、ある程度こだわったものにはしたいです。

横山:出した方がいいと思いますけど、そこにお金がどれくらいかかるのかも知っているだけに、難しいところですよね。最初は、ミックスナッツとか軽めのものだけでやってみましょうか? …って、完全に中に入ろうとしてる (笑)。それこそ、ニギリズムでおにぎりを出したらいいんじゃないですか? ニギリズムのコンセプトはいまだに素晴らしいと思うし、どうですか? キング・オブ・ファストフード。

Q.たしかにそれはいいかもしれないですね。

横山:僕からアドバイスできるのは、「休肝日」「おにぎり」「ハードルを上げ過ぎない」というところかな。あ、あと最近『サブカルで食う』という本を出したオーケンの名言で、「必要なのは運と才能と継続」というのがあって。運と才能はどうしようもないところなので、結局は継続をやめないヤツが残るという。意外とライブハウスってつぶれていないんですよ。継続をやめなければなんとかなっちゃうもんですよ。ただし、中は地獄ですけどね(笑)。<インタビュー終わり>

インフォメーション

numabooks博報堂ケトルの協業によるブックショップ「B&B」は、7月10日プレオープン、7月20日本格オープン予定。7月10日~15日までは、CASA BRUTUS×B&Bのイベントが毎日開催される。

B&B
Address:東京都世田谷区北沢2-12-4
URL:bookandbeer.com
営業時間:12:00~24:00
Tel:03-6450-8272

もっと知りたい人は…

  • 内沼晋太郎 

    内沼晋太郎

    ブックコーディネーター
    クリエイティブディレクター

    numabooks代表。1980年生まれ。一橋大学商学部商学科卒。2003年、本と人との出会いを提供するブックユニット「book pick orchestra」を設立し、2006年末まで代表をつとめる。並行して自身の「本とアイデア」のレーベル「numabooks」を設立。2011年からは読書用品ブランド「BIBLIOPHILIC」(株式会社ディスクユニオン)プロデューサーを務め、旗艦店「BIBLIOPHILIC&book union SHINJUKU」(株式会社ディスクユニオン)では店舗プロデュースも手がけている。著書に『本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本』(朝日新聞出版/2009)。

  • 横山シンスケ 

    横山シンスケ

    東京カルチャーカルチャー店長

    1967年生まれ、高知県出身。97年よりトークライブハウス「新宿ロフトプラスワン」のプロデューサーとして、2,000本以上のイベントを担当。06年4月ニフティ株式会社に入社。07年8月よりお台場「東京カルチャーカルチャー」の店長兼プロデューサー。