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五十嵐 勝成

「bollard」店主

森山幸治

岡山市議会
サウダーヂエンタテインメント

去る10月15日、岡山のcafe moyauさんをお借りして開催した公開取材イベント「QONVERSATIONS TRIP OKAYAMA」。岡山に移住もしくはUターンされた方がインタビュアーとなり、岡山で長く活動してきた方々にインタビューするというテーマのもと開催されたイベントのダイジェスト版をお届けします。
「SESSION2」では、1年半前に東京から岡山に移住し、ご夫婦でデザインスタジオ「fift」を運営し、今回の企画のコーディネーションにもご協力頂いた五十嵐勝成さんが、岡山市議会議員であり、「サウダーヂな夜」や「城下公会堂」などの飲食店の経営者でもある森山幸治さんに話を聞きました。

4. こんなイベントに出て大丈夫なんですか?

森山幸治 

結構ギリギリの線のことをやっているとは思います(笑)。でも、それを僕がやらないと意味がないと思うんですね。せっかく当選させてもらったのに、「先生」になってもしようがない。

Q.議員になってから気づいたことがあれば教えてください。

森山:確信を得たのは、政治は政治家だけがするものじゃないということですね。もっと色んな人が関わってくるものだし、僕みたいに街中を普通に歩いているような人が議員をしていることで、30~40代の現役の人たちが政治というハードルをヒョイと超えられるようになったらいいなと。また、町内会という存在もやっぱり無視できないんですね。地元の高齢者の人たちとの関わりというのは、「サウダーヂな夜」などではなかったのですが、この秋からは町内会の活動を積極的にやらせてもらっているんです。

Q.どんなことをしているんですか?

森山:体育協会のバドミントンとかをしていますよ。議員になる前まで、「地縁」「血縁」がスゴく重んじられるコミュニティで、僕らのような若い人間はそこに参加させてもらえない雰囲気を感じていたんですね。若者には県外から来ている人も多くて、そこには大きな壁があり、それにどう向き合っていくのかはずっと課題だと思っています。僕は、「地縁」「血縁」ではない「縁」についてずっと考えてきているのですが、僕が考えている第三の縁というのは、趣味趣向の縁みたいなものなんですね。先ほど話した選挙活動の時もそうだったんですが、そうした縁が「地縁」「血縁」に勝るとも劣らないものなんだということをそれぞれが自覚して、それを行動に移していければ「地縁」「血縁」と喧嘩しない形で地域の輪が作られて、それがニュー町内会みたいになっていくんじゃないかなと。

マチナカギカイの様子。

Q.町内会とは少し違うかもしれないですが、森山さんは「マチナカギカイ」というものもやっていますよね。

森山:これは、シンプルに街中にも議会があったらいいじゃんという発想で、岡山市政に関わることを街中のカフェや喫茶店などで市民の人たちと一緒にやっています。次回は、岡山中心部に関わる課題について、街の人が市の職員と一緒にワークショップを行う予定です(※編注:10月26日に開催済み)。岡山市側にも思いはあるのですが、それを市民に伝えていく術が市政だよりくらいしかないので、ひとつの実験としてスタートしたんです。

マチナカギカイの様子。

Q.こういうことをやっている議員というのは、自分が知っているなかではほとんどいないんですね。例えば、今日のようなイベントに出て普通に話されたりするのは問題ないのかなって思ったりもします(笑)。

森山:結構ギリギリの線のことをやっているとは思います(笑)。でも、それを僕がやらないと意味がないと思うんですね。せっかく当選させてもらったのに、「先生」になってもしようがないし、もっとつなげていかないともったいないですからね。

Q.やっぱりギリギリだったんですね(笑)。次の市議会選まで2年半くらいありますが、これからもどんどんギリギリのことをやってもらえることを期待しています。

森山:よく「申し訳ないけど君が当選するなんて夢にも思わなかった」と言われるんですが(笑)、地方議員というのは街の人の代弁者であるべきだと思うんですね。地域ごとに色々な課題があると思いますが、こうして僕は中心市街地で生きているから、そこでの課題を解決するために自分たちの世代を代表して声を届けていくということをやっていきたいなと思っています。2年半後には、もっと色んな考えや価値観を持ったグループが出てきているといいと思うし、そのためにも「面白いあんちゃん」だけで終わらないように勉強していかないといけないなと思っています。<インタビュー終わり>

もっと知りたい人は…

  • 五十嵐 勝成 

    五十嵐 勝成

    「bollard」店主

    2010年にデザインスタジオfift(フィフト)を設立し、日常にある「とるに足らないこと」を見つめ、面白がることからものづくりが始まり、デザイン~販売までを一貫して手がけている。2011年7月、暮らしそのものを見つめ直すため東京から岡山へ移住。2013年6月7日、岡山県玉野市の宇野港に生活用品とギフト・珈琲スタンドの店「bollard」を開業し、店主という2足目の草鞋を履きこなすべく日々奮闘中。

  • 森山幸治 

    森山幸治

    岡山市議会
    サウダーヂエンタテインメント

    サウダーヂエンタテインメント代表。NEW WORLD PARTY主宰。岡山市議会。岡山市生まれの広島育ちで実家は水俣の37歳。おもしろきことなき世をおもしろく。