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タナカカツキ

マンガ家
映像作家

濡れ頭巾ちゃん

サウナ愛好家

カンバセーションズにはこれで3度目の登場となるタナカカツキさんが、今回インタビュー相手に選んでくれた相手は、独自の目線で全国のサウナ施設を検証するブログ「湯守日記」が人気を集めているサウナ愛好家・濡れ頭巾ちゃん。サウナ好きが高じて、自らのサウナ体験をエッセイやマンガで綴った著書『サ道』を刊行してしまったカツキさんが、今回取材場所を提供してくれた「サウナ東京ドーム」さんでひと汗かいた後の休憩室で、奥深いサウナの世界を濡れ頭巾ちゃんから聞き出します。
取材協力:サウナ東京ドーム

2. なぜ「濡れ頭巾ちゃん」なんですか?

濡れ頭巾ちゃん 

これまでにサウナの中でどういう状態でいるのが一番良いのか色々試した結果、この濡れずきんに至った。外の世界を遮断することで、一番快適に自分に還れることがわかったんです。

Q.サウナネームがあること自体がバカバカしいですが、とりあえずそこはすっ飛ばし、「濡れ頭巾ちゃん」の由来についてお聞きしてもいいですか?

濡れ頭巾ちゃん:日本式のサウナは湿度が低いから、ちょっと呼吸がしづらかったりするじゃないですか。そんな時に濡れタオルを頭の上からかぶったりしますよね。これまでにサウナの中でどういう状態でいるのが一番良いのか色々試した結果、この濡れずきんに至ったんです。サウナの中にはテレビがあったり、12分計があったり、おっさんがタオルでパンパンやっていたり、そのおっさんの股間が見えたりして、結構目に入ってくるものがあるんですよね。そういうものをタオルで視界から遮ると、今度は耳から色んな音が入ってくる。一度その耳も塞いでみたことがあったんですけど、そうすると自分の心音しか聞こえなくなったんです。これはまさに自分の中の音ですよね。さすがに普段は耳までは押さえていませんが、外の世界を遮断することで、一番快適に自分に還れることがわかったんです。

Q.我々サウナ―からしても、サウナに来てタオルをだら~んと垂らしている人がいたら、今日は濡れ頭巾ちゃん来てるんだってわかりますからね。ところで、濡れ頭巾ちゃんの初めてのサウナ体験はいつ頃まで遡るんですか?

濡れ頭巾ちゃん:小学1年の頃ですね。僕は旭川出身なんですけど、ついこないだ小学校の同窓会があったんですよ。その時に『濡れずきんちゃんにサウナ連れて行ってもらったよな』って言われました。

Q.その時はまだ濡れずきんちゃんじゃないですが(笑)、そんな印象を同級生に残していることが凄いですね。まさにサウナとともに人生があるんですね。


濡れ頭巾ちゃん:そうですね。大切なことは全部サウナで学びましたね。

今回取材に協力して頂いた「サウナ東京ドーム」は、3種のお風呂、3種のサウナ、ラウンジを備える男性用サウナ。

Q.これだけ色んなサウナに入ってきた人も珍しいと思うんですけど、ブログとかを拝見していて印象的なのは、「郷に入っては郷に従え」じゃないですが、どんなサウナも基本的には肯定していますよね。まるでアメーバーのような感じで、どんな場所にもスッと無意識の状態で入り込んでいって、そこにちゃんと収まっている感じがします。

濡れ頭巾ちゃん:それって生物の本質だと思うんですよ。今西錦司という人が書いた「生物の世界」という本があって、そこには、まず場が中心にあると書かれているんですね。快適な場というのがその生物にとって生きていける場所なんだと。その場ありきの考え方は、まさにサウナにも当てはまる話なんですよ。どんなサウナでもそれぞれ「整え」るし、それだけサウナは尊いものだと思っています。<続く>

インフォメーション

3月7日「サウナの日」より、タナカカツキさんが「サウナ大使」に就任!! 同日、大阪・カバーナでは、サウナ大使任命式やサウナトーク、体験入浴などが開催される。 詳細はこちらから。

もっと知りたい人は…

  • タナカカツキ 

    タナカカツキ

    マンガ家
    映像作家

    1966年大阪生まれ。1985年大学在学中にマンガ家としてデビュー。著書には『オッス!トン子ちゃん』『サ道』、天久聖一との共著「バカドリル」などがある。

  • 濡れ頭巾ちゃん 

    濡れ頭巾ちゃん

    サウナ愛好家

    全国のスパ・サウナ施設をめぐり、独自の目線で検証するブログ「湯守日記」の執筆者。サウナ⇔水風呂で心身を整えて酒場に繰り出すことを日課としている。大切なことはすべてサウナが教えてくれる。サウナこそ人生そのもの。