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勅使河原一雅

アートディレクター
ウェブデザイナー

原 和彦

臨済宗常福寺住職

今回カンバセーションズに初登場するのは、グラフィックとプログラミングを駆使した独自の作品世界をインタラクティブメディア上で発表し、国内外から高く評価されるクリエイター、qubibiでの活動でも知られる勅使河原一雅さん。そんな勅使河原さんがインタビュー相手として指名したのは、神奈川県相模原市にある臨済宗建長寺派「常福寺」の住職・原 和彦さん。禅寺でありながら、現代音楽、舞踏、映像などの分野で活動するさまざまな表現者を招いて開催される「常福寺ライブ」を年に2回開催している原さんに、昨年同ライブに出演した経験を持つ勅使河原さんが、いま聞きたいこととは?
※このインタビューは、雑誌「QUOTATION」との共同コンテンツです。3月24日発売の『QUOTATION』VOL.18の誌面でもダイジェスト版をご覧になれます。

インタビューを終えて

勅使河原一雅 

原さんの言葉で一番印象に残っているのは『あなたはあなた一代では出来上がらない』というものだ。

「常福寺境内から見える光景は美しい。本堂はもちろん、客間からの景色、廊下のぼんやりとした灯り。所々にさり気なくたたずむ置物は、どこか因縁があるような雰囲気を漂わせ、じっと眺めていると吸い込まれそうになるものばかり。原さんは音だけでなく美的感覚にも並外れたものがある。
原さんには何度かお酒をご馳走になっているが、気づくと原さんの顔は真っ赤になっている。まさに酔いどれ和尚だ。場の緊張はふわーっと解けていき、こちらもそれに甘んじて身を解す。もし僕が逆の立場なら原さんのように振る舞えるだろうか? そんなところに僕では到底及ぶことの出来ない、原さんの達観した一面を垣間見る。
さて、原さんの言葉で一番印象に残っているのは『あなたはあなた一代では出来上がらない』というものだ。僕はそれを聞いた時、自分に流れてきた時間や血が、はるか遠くから脈々と紡がれてきているようなたしかな感覚が湧き立ち感動した。自分だけではないのだ。身体がじわっと温かくなるような、または忘れてはならない戒めのような言葉だと思う」

インフォメーション

八木美知依トリオが出演する「常福寺ライヴ “be” ~死を想え」が4月5日に相模原・臨済宗常福寺にて開催予定。
3月31日まで銀座・クリエイションギャラリーG8で開催中の「光るグラフィック展」に勅使河原一雅さんが出展中。また、最新作「DRIFTER」は、devilman.nuro.jp/drifter/で公開中。

もっと知りたい人は…

  • 勅使河原一雅 

    勅使河原一雅

    アートディレクター
    ウェブデザイナー

    アートディレクター/ウェブデザイナー。Webサイトやゲーム等、インタラクティブメディア上での作品制作を行っている。D&ADやカンヌ広告祭、メディア芸術祭など国内外にて受賞多数。

  • 原 和彦 

    原 和彦

    臨済宗常福寺住職

    臨済宗常福寺住職第27代住職。自ら企画・運営を手がけ、1992年にスタートした「常福寺ライブ」では、養老孟司、ジム・オルーク、松田美由紀、ロバート・ハリス、大友良英らさまざまな文化人、クリエイターらを招き、舞踏、現代音楽、講演会などを開催している。