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大原大次郎

グラフィック・デザイナー

藤野真人

フェアリーデバイセズ株式会社

SAKEROCKを始めとする数々のミュージシャンのCDジャケットや、CM、TV番組のロゴデザインなどさまざまな仕事を手がけながら、「文字」を題材にしたワークショップや展覧会なども精力的に行なっているグラフィック・デザイナーの大原大次郎さん。そんな彼がインタビュー相手に選んでくれたのは、フェアリーデバイセズ株式会社で代表を務める藤野真人さん。全世界から集めた宇宙画像を用いたプラネタリウムソフトや、ピアノの鍵盤をユーザーインターフェースにしたバイオリン、切り花が枯れにくくなる花瓶などを開発する藤野さんに、大原さんが聞きたいこととは一体?

インタビューを終えて

大原大次郎 

グラフィック・デザインの問題が、期せずして藤野さんの思考や取り組みと触れ合ったことで、こちらからの視点では気付けなかったことが次々とフィードバックされ、アイデアが立ち上がっていくことに興奮しました。

「ここ数年、自主的に領域の違う方のお話を聞きに行ったり、地方や海外をベースに活動しているような、環境の違う方々に会いに行くことを勝手に行っていたので、カンバセーションズの主旨でもある『領域の違う、異業種の方にインタビューをする』ということ自体にまず大きな共感がありました。インタビュー後、カンバセーションズのディレクターである原田さんに、『これまで何度か大原さんにインタビューをしてきましたが、僕が取材をさせてもらった時よりも、インタビュアーになって話している大原さんを見ている今回の方が、より大原さんの考え方が浮き彫りになっているような気がしました」と言われ、ハッとしました。自分が主体になって話すのではなく、聞き手になりながら応答することで、思考が明快になるんだと。
今回インタビューさせていただいた藤野さんは、これまでに、医学、生物学、科学、天文学、音楽…と領域を横断しながら、常に高度なアップデートをされていますが、その専門性とは裏腹に、出発点の眼差しやアプローチ、着地点などはとても柔らかで、制作されているモノにも、作者である藤野さんへも、心からの敬意と親近感を感じました。
自分の学生時代からの出自も理由ですが、これまでいわゆる理系の方とほとんど交流できずに来てしまったのですが、手癖のことや、ツール、環境、方法、時間、重力…などなど、自分が格闘しているグラフィック・デザインの問題が、期せずして藤野さんの思考や取り組みと触れ合ったことで、こちらからの視点では気付けなかったことが次々とフィードバックされ、アイデアが立ち上がっていくことに興奮し、普段から身近にこんな対話がもっとあると良いなぁと、贅沢な時間を噛み締めていました。
もちろん、領域横断というのはそうそう簡単なものではないということも、改めて感じました。自分の専門性はできるだけ深め、もしくは高めた上で、領域の異なるモノやコトが交流し摩擦することで、それぞれの輪郭がはっきりし、横断の架け橋が見えてくるのだと思っています。
たくさんの気付きを与えてくださった藤野さんに心から感謝します。今後もさらに交流を深めていけるとうれしいです。どうもありがとうございました!」

インフォメーション

昨年、藤野真人さんが出演した「TEDxSeeds」に、今年は大原大次郎さんの出演が決定!! 「TEDxSeeds 2012」は、11月17日に横浜赤レンガ倉庫で開催される。

もっと知りたい人は…

  • 大原大次郎 

    大原大次郎

    グラフィック・デザイナー

    1978年神奈川県生まれ。タイポグラフィを基軸としたデザインワークや映像制作に従事するほか、言葉や文字を題材としたワークショップ、エキシビション、レクチャーなど、自発的なデザインプロジェクトを展開する。

  • 藤野真人 

    藤野真人

    フェアリーデバイセズ株式会社

    1981年生まれ。東京大学大学院医学系研究科医科学専攻中退。エンジニア。フェアリーデバイセズ株式会社代表。