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真鍋大度

メディアアーティスト
株式会社ライゾマティクス

細貝淳一

株式会社マテリアル
「下町ボブスレー」ネットワークプロジェクト

今回のインタビュアーは、Perfume紅白歌合戦をはじめとするエンターテインメント分野の演出から、ホンダラフォーレ原宿などの広告案件、国内外でのアートプロジェクトへの参加まで、幅広い領域で活動するアーティスト/プログラマーの真鍋大度さん。各業界から熱い視線が注がれている真鍋さんがインタビューするのは、アルミ材料を主軸に素材の販売から加工、最終製品までを手がける株式会社マテリアルの細貝淳一さん。大田区の町工場が中心となり、日本の技術だけで作る国産ボブスレーを開発し、冬季オリンピック出場を目指す「下町ボブスレー」ネットワークプロジェクト推進委員会の委員長も務める細貝さんに、真鍋さんが聞きたいこととは?

4. どうやって信頼関係を築いたのですか?

細貝淳一 

自分たちがまだ何の力もない時から、困っていることがあればお互いに助けたり、切磋琢磨してきたということが大きいのだと思います。

Q.先日、安倍首相が施政方針演説で「下町ボブスレー」と細貝さんのお名前を出していましたよね。あれはオフィシャル感があって凄いなと思いました。

細貝:うん、自分たちにとって凄く良いトリガーになったと思う。国会の議事録にも残るわけだから、総理が個人の名前を出すというのはよほどの覚悟がないとできないことだよね。安倍さんが大田区に来た時に、もの作りについて色々お話をしたんだけど、安倍さんの中で中小企業を応援したいという気持ちが強かったんだと思うし、これで安心してついてくれたスポンサーも結構あった。NHKでのドラマ化や、海外のBBCNew York Timesなどでドキュメンタリーの配信が決まったりと、凄く良い環境ではあると思いますね。

Q.「下町ボブスレー」を始めてみてから気づいたことはありますか?

細貝:キチッと根の生えた人脈がたくさんあったんだということに改めて気づいたところがあった。自分は単なる中小企業のおじさんだけど、それこそいまでは東証一部上場企業の社長クラスになっているような人でも、普通に昔のままの友達でいてくれる人がたくさんいるんだよね。スポンサーを募る時などにもふたつ返事でいいよと言ってくれるんだけど、本当は稟議を通すのは大変なはず。それでも絶対やると言ってくれる人たちが数十人いたということが、このプロジェクトの原動力にもなっていると思う。

Q.そういう人たちとはどうやって関係を築いてきたんですか?

細貝:真鍋たちとの付き合いと一緒だよ。自分たちがまだ何の力もない時から、困っていることがあればお互いに助けたり、切磋琢磨してきたということが大きいんだと思う。自分が思うことを素直にやってきた結果が形になってきたということかな。とにかくこれからも豊かに暮らしていきたいね(笑)。

Q.ですね。何が豊かということなのかをきちんと考えながら暮らしていきたいです。<インタビュー終わり>

もっと知りたい人は…

  • 真鍋大度 

    真鍋大度

    メディアアーティスト
    株式会社ライゾマティクス

    身近な現象や素材を異なる目線で捉え直し、組み合わせることで作品を制作。高解像度、高臨場感といったリッチな表現を目指すのでなく、注意深く観察することにより発見できる現象、身体、プログラミング、コンピュータそのものが持つ本質的な面白さに着目している。2006年にウェブからインタラクティブデザインまで幅広いメディアをカバーするデザインファーム「rhizomatiks」を立ち上げ、2008年には、石橋素とハッカーズスペース「4nchor5 La6」(アンカーズラボ) を設立。

  • 細貝淳一 

    細貝淳一

    株式会社マテリアル
    「下町ボブスレー」ネットワークプロジェクト

    1966年生まれ。東京都大田区出身。1992年にアルミ材料を主軸に素材の販売から加工、最終製品までを手がける株式会社「マテリアル」を創業。大田区の町工場が中心となり、日本の技術だけで作る国産ボブスレーを開発し、冬季オリンピック出場を目指す「下町ボブスレー」ネットワークプロジェクト推進委員会の委員長も務める。