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KYOTARO

アーティスト

Lulu

ファッション・ブロガー

昨年、作品集をはじめ計4冊の刊行物をリリースするなど、いま注目が高まっているKYOTAROさんは、アート、マンガ、ファッションなどジャンルを超えて活躍するドローイング・アーティスト。そんな彼女がインタビューしたい人として名前を挙げてくれたのは、VOGUE JAPAN公式ファッションブロガーとして活躍するLuluさん。ふたりのお子さんを持つ母でありながら、国内外のカッティングエッジなファッションやインテリアなどの情報を発信する彼女独自の美意識に、KYOTAROさんが迫ります。

5. 日本人の役割って何ですか?

Lulu 

日本ってギリギリまで追い詰められてから、クルッとそれをひっくり返す力があるように思うんです。こんなに天皇制が途絶えずに続いてきた国は他にないですし、日本人の思いやりなどの精神も独特のような気がします。

Q.東北の震災の後、Luluさんはブログで「True Harmony」=真の和の精神ということについて書かれていましたよね。「戦争反対の集会に出席しません。平和のための集会を開くのでしたら、私を招待して下さい」というマザー・テレサの言葉を引き合いに出されていたのが印象的でした。

Lulu:まさにその言葉の通りで、「反対」とか「イヤ」ということではなくて、「そうなってほしい」ということにフォーカスしていった方がいいと思うんですね。「戦争反対」と「平和」はイコールのような気がするけど、実は全然そうじゃない。「そうなってほしい」未来に目を向けた方がいいですよね。私は、世界は自分が信じているようになると思っているんですね。パラレルワールドじゃないですけど、日々生きていくなかで、選択肢は無数にあって、そこで自分が選んだ方に世界は動いていくんじゃないかなと。

KYOTARO『MWUAI』(2012)

Q.「そうなってほしい世界」にみんながシフトしていったら、スゴいことになるんじゃないかなと思います。私もいまは「やるしかない」みたいなモードになっていて、これからはもっと発言をしていこうと思っています。

Lulu:ちょっとずつですけど、何かが変わってきているような空気感はありますよね。何の根拠もないんですけど、日本ってギリギリまで追い詰められてから、クルッとそれをひっくり返す力があるように思うんです。言われっぱなし、やられっぱなしのようでいて、実は何かあった時に盛り返す力がある気がしていて、いまはギリギリまで追い詰められている状態ですけど、そんなことを勝手に信じていたりします。

Q.たしかに日本はそういう側面を持っていますよね(笑)。原発問題などやるべきことはたくさんあるけど、もしいま日本がなくなってしまったら、それは世界全体にとってスゴく良くないことだと思うんです。例えば、これから発展途上国に原発が増えていった時に、日本には事故のデータがあるわけですよね。日本がサポートするしかない日本の技術を持ってすれば、きっと貢献できるに違いないと思います。それに、日本人の「思いやり」という感性は、他にあまりないもののような気がします。そういう意味で日本はキーパーソンだと思うんです。

Lulu:そうですよね。こんなに天皇制が途絶えずに続いてきた国は他にないですし、日本人の精神も独特のような気がします。もちろん海外でも荷物を持ってくれたり、席を譲ってくれたりするし、レディーファーストという文化もありますが、日本の思いやりというのは、また少し違うんですよね。そういう部分に日本人の使命というのがあるのかもしれないですね。

Q.みんな目覚めないといけないですよね! Luluさんのブログを通して、私はスイッチを押されました。Luluさんのような感性の持ち主が、日本人として、世界に発信していくことはスゴく大切なことだと思います。<インタビュー終わり>

インフォメーション

KYOTAROさんの作品集「天界トリップ」「ベイビー・シャワー・ストーリー」(ともに河出書房新社)、「I SAW A LOT OF FAIRIES - 妖精の行く道」(ERECT Lab.)、漫画単行本に「MWUAI ムーアイ」(ダイトカイ)が現在発売中。

もっと知りたい人は…

  • KYOTARO 

    KYOTARO

    アーティスト

    1978年京都生まれ。1998年京都嵯峨美術短期大学卒業。ドローイング、ペインティング、マンガ、アニメーションなど、幅広い分野で活動するドローイングアーティスト。個展「天界トリップ」(2008)、「妖精の行く道」(2010/いずれもミヅマ・アクション)をはじめ多数個展を開催し、ニューヨーク、マイアミ、北京、上海、サンフランシスコなど、海外でのグループ展にも参加。主な作品集に「天界トリップ」、「ベイビー・シャワー・ストーリー」(ともに河出書房新社)、 「I SAW A LOT OF FAIRIES - 妖精の行く道」2012(ERECT Lab.)、漫画単行本に「MWUAI ムーアイ」(ダイトカイ)がある。

  • Lulu 

    Lulu

    ファッション・ブロガー

    「VOGUE JAPAN」ブロガー。高校時代のアメリカ留学、また海外駐在&海外で2児の子育てを経験。ブログでは国内外のファッションやインテリア、雑貨などを発信中。自分の周りを好きなもので「デコレーション」することに夢中。馬が大好きで高校時代は障害飛越にのめりこむが、現在財政難でお休み中。周りの目を気にしつつも、モードなファッションがやめられない40代主婦。