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KYOTARO

アーティスト

Lulu

ファッション・ブロガー

昨年、作品集をはじめ計4冊の刊行物をリリースするなど、いま注目が高まっているKYOTAROさんは、アート、マンガ、ファッションなどジャンルを超えて活躍するドローイング・アーティスト。そんな彼女がインタビューしたい人として名前を挙げてくれたのは、VOGUE JAPAN公式ファッションブロガーとして活躍するLuluさん。ふたりのお子さんを持つ母でありながら、国内外のカッティングエッジなファッションやインテリアなどの情報を発信する彼女独自の美意識に、KYOTAROさんが迫ります。

4. 日本とアメリカどっちに住みたいですか?

Lulu 

アメリカですね。向こうは向こうでまた違う問題もありますが、人間関係の話で言えば、違いを違いとして認めるという前提があるんです。

Q.ところで、Luluさんはアメリカに住んでいた時期もあるんですよね?

Lulu:主人の仕事の関係で3,4年ほど住んでいました。

アメリカですね。向こうは向こうでまた違う問題もありますが、人間関係の話で言えば、違いを違いとして認めるという前提があるんです。

Q.日本とアメリカのどっちに住みたいかと聞かれたら、どちらを選びますか?

Lulu:アメリカですね。日本にいると、人目をスゴく意識しないといけないじゃないですか。自分ひとりなら別に気にしなくてもいいんですけど、子供ができるとそういうわけにもいかない。向こうは向こうでまた違う問題もありますが、人間関係の話で言えば、違いを違いとして認めるという前提があるんですよね。日本の場合、突き抜けた個性は別ですが、中途半端に群れから飛び出るとすぐにカットされてしまいますよね。それこそ、子供の迎えに行く時なんかは、身に着けているものひとつでも神経を使いますからね(笑)。

Q.特に女性は七変化的な術が必要ですよね (笑)。

Lulu:もちろん日本は自分が生まれた国だから好きだし、アメリカには雑な部分なんかもあります。でも、教育のことを考えても、子どもたちにとっては向こうの方が楽しかったんだろうなと思います。日本だと、5教科9科目がまんべんなくできる子が良しとされて、飛び級もないですよね。一方でアメリカには、苦手克服よりも好きなものを伸ばしていくという考え方がある。それは別に何かを捨てるということではなく、例えば数学とか美術とか得意な分野を伸ばすという教育です。日本は個性個性と言っていても、それがなかなか実行できていないように感じます。運動会は運動ができる子が一着になればいいし、音楽ができる子は音楽会で活躍すればいいと思うけど、優劣を付けずに手をつないでゴールをしたりするような、変な公平感があるように感じます。

(左)KYOTARO『天界トリップ』、(右)KYOTARO『ベイビー・シャワー・ストーリー』(ともに2012)

Q.それぞれの人にそれぞれの役割があるということですよね。

Lulu:そうですね。一方で向こうは階級社会だから、日本のように保険証さえあればどの病院にも行けるわけではなく、保険の種類でかかれる病院が変わってしまったりする。両方に良い面、悪い面があるけど、最近の日本には一律に事なかれ主義で、とにかく波風立てずにいけばいいというところがあるように思います。<続く>

インフォメーション

KYOTAROさんの作品集「天界トリップ」「ベイビー・シャワー・ストーリー」(ともに河出書房新社)、「I SAW A LOT OF FAIRIES - 妖精の行く道」(ERECT Lab.)、漫画単行本に「MWUAI ムーアイ」(ダイトカイ)が現在発売中。

もっと知りたい人は…

  • KYOTARO 

    KYOTARO

    アーティスト

    1978年京都生まれ。1998年京都嵯峨美術短期大学卒業。ドローイング、ペインティング、マンガ、アニメーションなど、幅広い分野で活動するドローイングアーティスト。個展「天界トリップ」(2008)、「妖精の行く道」(2010/いずれもミヅマ・アクション)をはじめ多数個展を開催し、ニューヨーク、マイアミ、北京、上海、サンフランシスコなど、海外でのグループ展にも参加。主な作品集に「天界トリップ」、「ベイビー・シャワー・ストーリー」(ともに河出書房新社)、 「I SAW A LOT OF FAIRIES - 妖精の行く道」2012(ERECT Lab.)、漫画単行本に「MWUAI ムーアイ」(ダイトカイ)がある。

  • Lulu 

    Lulu

    ファッション・ブロガー

    「VOGUE JAPAN」ブロガー。高校時代のアメリカ留学、また海外駐在&海外で2児の子育てを経験。ブログでは国内外のファッションやインテリア、雑貨などを発信中。自分の周りを好きなもので「デコレーション」することに夢中。馬が大好きで高校時代は障害飛越にのめりこむが、現在財政難でお休み中。周りの目を気にしつつも、モードなファッションがやめられない40代主婦。