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黒田潔

イラストレーター

韓 亜由美

アーバンスケープアーキテクト

カンバセーションズには4回目の登場となるイラストレーターの黒田潔さん。今回彼がインタビュー相手に選んだのは、黒田さんがイラストレーションを担当した朝霞浜崎団地のトータルバリューアップ計画「URBAN FOREST ASAKAHAMAZAKI DANCHI」で、デザインディレクションを担当したアーバンスケープアーキテクト・韓 亜由美さん。老朽化した団地の改修にとどまらず、3棟にも及ぶ建物全体を森に見立てたデザイン計画のもと、団地という住空間全体に新たな価値を与えることを目指した2年越しの大プロジェクトの舞台裏について、さまざまなお話を聞きました。

インタビューを終えて

黒田潔 

ご自身の実体験がプロジェクトに反映されているということも説得力のひとつになっているんでしょうし、何よりも韓さんの強い思いがプロジェクトの持つエネルギーになっているんだろうなと。

「インタビューの中で韓さんが話されていたように、都市というのはまさに『生き物』という表現がピッタリの場所で、変化を続ける有機的な空間や建物の中に自分の作品が混ざっていく面白さが感じられるのは、韓さんとのプロジェクトならではのことだと思います。普段の仕事では、どうしても時代性や流行というものがテーマになりがちなのですが、韓さんとのプロジェクトでは、より長い時間軸の中で変化していく空間に対して、自分のグラフィックを乗せていくことができ、これはなかなか他ではできる仕事ではないと思います。
韓さんはもともと新宿出身で、団地に住まわれていたこともあるなど、ご自身の実体験というものがプロジェクトに反映されているということも説得力のひとつになっているんでしょうし、何よりも韓さんの強い思いがプロジェクトの持つエネルギーになっているんだろうなと感じました。
今回の朝霞浜崎団地は、まず住民の方々に理解して頂くことが大前提ではありますが、デザインやイラストレーションなどに携わっている方々にもぜひ見て頂きたいプロジェクトです。仕事としてはすでに完結しましたが、今後も色んな人たちに伝え、広げていく活動をしていきたいなと思っています」

インフォメーション

黒田潔さんと小説家・古川日出男さんによる朗読イベントが、6月21日に京都・恵文社一乗寺店COTTAGEで開催。また、関連企画として、「舗装道路の消えた世界」原画展が京都・prinzで6月22日から7月19日まで開催される。

もっと知りたい人は…

  • 黒田潔 

    黒田潔

    イラストレーター

    イラストレーター。資生堂「ザ・コラーゲン」広告、 Van Cleef & Arpels銀座店ディスプレイ等を手掛ける。2005年新宿サザンビートプロジェクトのウォールグラフィックでグッドデザイン賞を受賞。東京都現代美術館MOTアニュアル10」。韓国ナム・ジュン・パイクアートセンター等の展覧会に参加。作品集「森へ」(ピエ・ブックス)、古川日出男氏との共作「舗装道路の消えた世界」(河出書房新社)を出版。

  • 韓 亜由美 

    韓 亜由美

    アーバンスケープアーキテクト

    東京生まれ。前橋工科大学教授。Studio Han Design代表。現代の都市に生活する誰もが人間らしく主体的に享受できる豊かさの新しい価値を求め、パブリックスペースを対象に、領域を超えて統合的なデザイン活動を展開する。地域性と社会性を意識したデザインで橋梁やトンネル、工事現場など数多くの都市環境のプロジェクトに参画。主な仕事に、日本海沿岸東北自動車道トンネルルート、「工事中景」新宿サザンビート、豊田ジャンクション全体景観など。