インタビューアーにスポットを当てる新感覚インタビューサイト

RSS

Qonversations Twitter

黒田潔

イラストレーター

韓 亜由美

アーバンスケープアーキテクト

カンバセーションズには4回目の登場となるイラストレーターの黒田潔さん。今回彼がインタビュー相手に選んだのは、黒田さんがイラストレーションを担当した朝霞浜崎団地のトータルバリューアップ計画「URBAN FOREST ASAKAHAMAZAKI DANCHI」で、デザインディレクションを担当したアーバンスケープアーキテクト・韓 亜由美さん。老朽化した団地の改修にとどまらず、3棟にも及ぶ建物全体を森に見立てたデザイン計画のもと、団地という住空間全体に新たな価値を与えることを目指した2年越しの大プロジェクトの舞台裏について、さまざまなお話を聞きました。

インタビューの前に

黒田潔 

いま、黒田 潔さんが聞きたいこと

「韓さんとの最初の出会いは、2005年に携わった『新宿サザンビートプロジェクト』です。この時は、工事現場のフェンスをキャンバスに見立て、新宿の町の歴史にまつわるさまざまな言葉とイラストを展開したのですが、当時まだ20代だった僕にとってこのプロジェクトは、それまで手がけていた紙媒体の仕事とは違う新しい経験でした。東京の街中に自分のグラフィックが混ざり合っていく面白さを体感できたし、自分の作品をさまざまな人に知って頂く貴重な機会にもなり、そして何よりも自分自身の視点が大きく広がった仕事になりました。いまだにこの時の作品を記憶してくれている方も多く、このプロジェクトが持っていたエネルギーには凄いものがあったんだなと感じます。
その後しばらく経ち、朝霞浜崎団地のプロジェクトのお話を頂いたのですが、今回はこれまでに自分が描いてきたイラストの中でも最大級のものになりました。『新宿サザンビートプロジェクト』の時以上に韓さんとやり取りを重ねていくことができたのですが、韓さんとのプロジェクトでは、空間や建築物と絵の関係性について考えさせられることが多く、イラストレーションという表現の可能性をいつも引っ張って頂いている気がします。今回は色々お聞きしたいこともあるので、お話しできることを楽しみにしています」

インフォメーション

黒田潔さんと小説家・古川日出男さんによる朗読イベントが、6月21日に京都・恵文社一乗寺店COTTAGEで開催。また、関連企画として、「舗装道路の消えた世界」原画展が京都・prinzで6月22日から7月19日まで開催される。

もっと知りたい人は…

  • 黒田潔 

    黒田潔

    イラストレーター

    イラストレーター。資生堂「ザ・コラーゲン」広告、 Van Cleef & Arpels銀座店ディスプレイ等を手掛ける。2005年新宿サザンビートプロジェクトのウォールグラフィックでグッドデザイン賞を受賞。東京都現代美術館MOTアニュアル10」。韓国ナム・ジュン・パイクアートセンター等の展覧会に参加。作品集「森へ」(ピエ・ブックス)、古川日出男氏との共作「舗装道路の消えた世界」(河出書房新社)を出版。

  • 韓 亜由美 

    韓 亜由美

    アーバンスケープアーキテクト

    東京生まれ。前橋工科大学教授。Studio Han Design代表。現代の都市に生活する誰もが人間らしく主体的に享受できる豊かさの新しい価値を求め、パブリックスペースを対象に、領域を超えて統合的なデザイン活動を展開する。地域性と社会性を意識したデザインで橋梁やトンネル、工事現場など数多くの都市環境のプロジェクトに参画。主な仕事に、日本海沿岸東北自動車道トンネルルート、「工事中景」新宿サザンビート、豊田ジャンクション全体景観など。