インタビューアーにスポットを当てる新感覚インタビューサイト

RSS

Qonversations Twitter

川村真司

クリエイティブ・ディレクター

上田文人

ゲームデザイナー

今回カンバセーションズに登場するインタビュアーは、昨年クリエイティブ・ラボ「PARTY」を立ち上げたクリエイティブ・ディレクター、川村真司さん。SOUR『日々の音色』や、androp『Bell』など、これまでの概念を覆す斬新なミュージックビデオをはじめとする数々の作品で、世界中から注目を集めている川村さんが今回インタビューするのは、『ICO』『ワンダと巨像』などの作品を手がけ、現在はゲームファン待望の新作『人喰いの大鷲トリコ』を制作中のクリエイティブ・ディレクター、上田文人さん。インタラクティブ・デザインの元祖とも言えるゲーム界のトップランナーである上田さんに、川村さんが鋭く迫ります。

インタビューを終えて

川村真司 

さまざまな制約をクリアしていった結果、必然的にその世界観が作られていくというプロセスは、自分がやっていることの延長線上にあるように思えて、勇気づけられました。

「あっという間に時間が過ぎてしまいましたが、とても楽しかったですし、聞いてみたかったことを色々お伺いすることができました。上田さんはお話の内容も理路整然としていて、想像していた通りとてもクレバーな方でしたね。また、制約から発想していくという方法論は、自分とスゴく近いなと感じました。おそらく制約の種類というのは全然違うでしょうし、僕の場合はもっと少ない人数で手作りをしているような感じやっていますが、さまざまな制約をクリアしていった結果、必然的に世界観が作られていくというプロセスは、自分がやっていることの延長線上にあるように思えて、勇気づけられました。
最後にもお話したように、本気で今後何かの機会でぜひコラボレーションさせていただきたいですね。上田さんは、作り方にアイデアとロジックがしっかりある方なので、どんなジャンルのものであろうとキチンと形にしてくれるだろうし、ゲームより少しライトなものを表現する上田さんも見てみたい気がします。上田さんをゲームの世界から引っ張り出すことは、国宝を盗み出すようなものだと思うのですが(笑)、普段長い時間をかけてものを作っている方なので、そのガス抜きができるようなものを一緒に作れたらうれしいですね」

インフォメーション

川村真司さんが企画・制作を手掛けたNHKの番組「TECHNE:映像の教室」の上映会とトークが、9月22日にTokyo Art Book Fair内のプログラムとして開催予定。また、同番組の第3シリーズも現在制作中。
上田文人さんは、現在PS3用ソフト『人喰いの大鷲トリコ』を鋭意制作中。

もっと知りたい人は…

  • 川村真司 

    川村真司

    クリエイティブ・ディレクター

    1979年東京生まれ、サンフランシスコ育ち。博報堂、BBH Japan、180 Amsterdam、BBH New York、Wieden & Kennedy New Yorkを経て、現在東京とニューヨークを拠点とするクリエイティブ・ラボPARTYを設立し、クリエイティブディレクターとして在籍。ToyotaやGoogleといったブランドのグローバルキャンペーンを手がけつつ、プロダクト・デザインからミュージックビデオのディレクションまで活動は多岐に渡る。主な受賞歴に、カンヌ国際広告祭、文化庁メディア芸術祭、アヌシー国際アニメーションフェスティバル、NY ADC、One Showなどがある。

  • 上田文人 

    上田文人

    ゲームデザイナー

    1970年兵庫県生まれ。大阪芸術大学美術学科卒業後、コンピュータグラフィックのスキルを独学で学び、1997年にソニー・コンピュータエンタテインメントに入社。PS2専用ソフト『ICO』 『ワンダと巨像』のディレクター、ゲームデザイナー、アートディレクターとして活躍。絵画的な表現とエンタテインメント性を両立させた独特の世界観で国内外で高い評価を受けている。現在はクリエイティブ・ディレクターとしてPS3用ソフト『人喰いの大鷲トリコ』を制作中。