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川村真司

クリエイティブ・ディレクター

上田文人

ゲームデザイナー

今回カンバセーションズに登場するインタビュアーは、昨年クリエイティブ・ラボ「PARTY」を立ち上げたクリエイティブ・ディレクター、川村真司さん。SOUR『日々の音色』や、androp『Bell』など、これまでの概念を覆す斬新なミュージックビデオをはじめとする数々の作品で、世界中から注目を集めている川村さんが今回インタビューするのは、『ICO』『ワンダと巨像』などの作品を手がけ、現在はゲームファン待望の新作『人喰いの大鷲トリコ』を制作中のクリエイティブ・ディレクター、上田文人さん。インタラクティブ・デザインの元祖とも言えるゲーム界のトップランナーである上田さんに、川村さんが鋭く迫ります。

インタビューの前に

川村真司 

いま、川村真司さんが聞きたいこと

「もともと僕はヘビーゲーマーで、特に昔のファミコンとかの8ビットで作られた世界が大好きだったんです。いま僕は広告や映像の世界で、インタラクティブなコンテンツなどを作っていますが、映像もゲームも広い意味で同じ視覚的エンターテイメントだと捉えているところがあって、実際にゲーム性のあるミュージックビデオなんかもこれまでに作ってきました。最近はオンラインメディアやツールが広がって一般化してきたことで、これまで以上にインタラクティブな表現が受け入れられやすくなっているように感じます。そのなかで新しい体験を提供したり、ユーザーに深くエンゲージもらえる映像表現がしたくて、色々と試行錯誤をしているのですが、実はこれ、ゲームの世界ではずっと昔からやられてきたことなんだなぁと最近気づいたんですよね。つまり、ゲームというのは、インタラクティブ・フィルムの元祖なんです。その中でも上田さんの作られてきた『ICO』や『ワンダと巨像』は、ゲームプレイ自体に伝えたいシンプルなアイデアがあって、さらにその周りに独自の世界や物語が構築されているのが素晴らしくて、大好きだったんです。今日は、そんな上田さんにゲームの作り方のプロセスなどを聞きながら、色々僕自身の制作のヒントが得られるといいなと思っています」

インフォメーション

川村真司さんが企画・制作を手掛けたNHKの番組「TECHNE:映像の教室」の上映会とトークが、9月22日にTokyo Art Book Fair内のプログラムとして開催予定。また、同番組の第3シリーズも現在制作中。
上田文人さんは、現在PS3用ソフト『人喰いの大鷲トリコ』を鋭意制作中。

もっと知りたい人は…

  • 川村真司 

    川村真司

    クリエイティブ・ディレクター

    1979年東京生まれ、サンフランシスコ育ち。博報堂、BBH Japan、180 Amsterdam、BBH New York、Wieden & Kennedy New Yorkを経て、現在東京とニューヨークを拠点とするクリエイティブ・ラボPARTYを設立し、クリエイティブディレクターとして在籍。ToyotaやGoogleといったブランドのグローバルキャンペーンを手がけつつ、プロダクト・デザインからミュージックビデオのディレクションまで活動は多岐に渡る。主な受賞歴に、カンヌ国際広告祭、文化庁メディア芸術祭、アヌシー国際アニメーションフェスティバル、NY ADC、One Showなどがある。

  • 上田文人 

    上田文人

    ゲームデザイナー

    1970年兵庫県生まれ。大阪芸術大学美術学科卒業後、コンピュータグラフィックのスキルを独学で学び、1997年にソニー・コンピュータエンタテインメントに入社。PS2専用ソフト『ICO』 『ワンダと巨像』のディレクター、ゲームデザイナー、アートディレクターとして活躍。絵画的な表現とエンタテインメント性を両立させた独特の世界観で国内外で高い評価を受けている。現在はクリエイティブ・ディレクターとしてPS3用ソフト『人喰いの大鷲トリコ』を制作中。