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「問い」をカタチにするインタビューメディア

メディアアーティスト・市原えつこさんが聞きたい「来訪神をリデザインする方法」

故人の痕跡をロボットに憑依させ、死後49日間だけ遺族とともに時を過ごすことができる「デジタルシャーマンプロジェクト」で、第20回文化庁メディア芸術祭 エンターテイメント部門で優秀賞を受賞した市原えつこさん。日本独自の風習や信仰、風俗に目を向け、社会が忘れ去ろうとしているものたちを先端テクノロジーの力で現代にアップデートする作品の数々で注目を集めている彼女が、次回作に向けて構想を進めているようです。民俗学、仮想通貨、バイオテクノロジーなどの分野に精通する人たちへのインタビューを画策している市原さんの次回作のテーマは、「来訪神のリデザイン」。この新作のリサーチとして、市原さんが各界のエキスパートたちにインタビューをしていきます。

インタビューの一覧へ

Question市原えつこさんが聞きたいこと

次回作のテーマ「来訪神のリデザイン」「儀式・祝祭のデザイン」のヒントになるようなお話を各分野の方々に聞いてみたいです。

Interviewees話を聞きたい人たち

テーマ:民俗学、奇祭、祝祭
畑中章宏さん(民俗学者、妖怪研究者)
和田 永さん(メディアアーティスト)

テーマ:仮想通貨
未定

テーマ:バイオテクノロジー / 人工生命
未定

Keywordsキーワード

奇祭、来訪神、仮面、妖怪、ナマハゲ、シャルル・フレジェ、パーントゥ、トシドン、アカマタ・クロマタ、仮想通貨、ビットコイン、バイオテクノロジー、AI、ロボティクス、人工生命

Plan企画概要

祝祭、来訪神といった日本古来から続いている風習・習慣をモチーフに、先端テクノロジーを融合させた新作を制作する。
具体的な作品形態については企画中/利用テクノロジーについてはアーティストの近年の関心分野に応じて検討する(バイオテクノロジー、仮想通貨、ロボティクス、AI等)。

①作品制作
【都市の来訪神のリデザイン】
全国各地の来訪神をモチーフにし、新作を制作する。
対象はトシドンやパーントゥなどの既存の来訪神のリデザイン、もしくは都市における来訪神を独自にデザインする。
利用技術例) ロボティクス、バイオテクノロジー、AIなど生命に近接した領域のテクノロジーを利用予定
②展示
【祝祭の意義の可視化】
①で制作した来訪神をメインモチーフにした祭礼イベント型展示を実施。祝祭という営みが本来持っている機能や意義を分解し、テクノロジーを用いて可視化する試み。
市原えつこ×カンバセーションズ from Qonversations Qonversations

Reference参考文献

関連リンク

市原えつこ「都市のナマハゲ」

Schedule今後のスケジュール

2018年2月 ~
リサーチ開始
2018年 8月
作品コンセプト設定
2018年 10月
プロトタイプ制作
2019年 2月
作品発表

Messageメッセージ

私の作品制作プロセスでは多くの人にお話を伺うことが多いのですが、今回カンバセーションズでその段階から公開する機会を頂いたので、作品にどのように影響していくか楽しみです。やや見切り発車気味にスタートしましたが、「優柔不断で影響されやすい」「人に監視されることでやる気が出る」タイプなので、プロジェクトの進行をあたたかく見守って頂ければ幸いです。「こんな祭りがある」「こんな民間伝承がある」「こんなテクノロジーやツールがある」「こんな面白い人がいる」など、幅広く情報を集めておりますので、何か関連しそうなものが思い浮かんだら投げ込んでもらえると喜びます!

Q’s Perspectiveカンバセーションズの視点

一口にアート作品の制作と言っても、アーティストの着想が鑑賞者に届けられるまでには、さまざまな段階や障壁があります。特に、日本に古くから伝わる風習や信仰というテーマに着目し、それらを最新テクノロジーを用いて現代にアップデートする作品づくりを得意とする市原さんの制作過程には、テーマのリサーチからコンセプト設計、プロトタイプの制作、テクノロジーや展示方法の検証、さらに制作資金の調達まで、さまざまな要素が複雑に絡み合っています。「来訪神のリデザイン」というテーマが、さまざまな分野のスペシャリストたちとの対話によって、どのような作品に落とし込まれていくのか。いま、各方面から注目を集めている気鋭アーティストの思考の軌跡を追いかけることができる、とても貴重な機会になりそうです。