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「問い」をカタチにするインタビューメディア

「ゆっくり おいしい ねむたいな」代表・熊野森人さんが聞きたい、「幸せを数値化する方法」

これまでにもカンバセーションズに数回インタビュアーとして参加している熊野森人さんは、企業のブランディングや広告制作などを手がけるエレダイ2の代表を務める傍ら、2016年に新会社「ゆっくり おいしい ねむたいな」を設立しました。え? そんな名前アリ? と聞きたくなってしまうこの会社では、「食の時間を豊かにデザインし、毎日幸せを感じられるようにすること」をヴィジョンとして掲げているそう。「…で、実際のところ、どんなことをしていきたいんですか、熊野さん!」ということで、今回カンバセーションズは、「ゆっくり おいしい ねむたいな」との共同プロジェクトとして、同社が目指す「幸せの数値化」を実現する方法を探るべく、料理、空間、さらにテクノロジーなど各分野のトップランナーたちにインタビューをしていきます。

インタビューの一覧へ

Question熊野森人さんが聞きたいこと

インタビューを通じて、幸せを数値化するヒントを見つけたいです。そして、それをお金や学歴に代わるみんなが目指す価値としたいです。

Interviewees話を聞きたい人たち

テーマ:人工知能、ロボティクス
光吉俊二さん(東京大学医学部特任講師/株式会社AGI)
青木俊介さん(ユカイ工学株式会社代表)

テーマ:食(料理人)
蔭山充洋さん(パン充麦オーナー)

テーマ:幸せ
前野隆司さん(慶應義塾大学 教授)
矢野和男(日立製作所)

テーマ:心理学
和田有史(立命館大学 教授)

テーマ:身体
伊藤 裕(慶應義塾大学 教授)

テーマ:食(運営/経営)
未定

テーマ:空間
未定

Keywordsキーワード

食、食時間、料理、メニュー、空間、レストラン、ホテル、飲食店、幸せ、数値化、暮らし、テクノロジー、人工知能、ロボティクス

Reference参考文献

関連リンク

「ゆっくりおいしいねむたいな」コンセプトムービー

Schedule今後のスケジュール

約1年間かけてお話を伺い、そこから幸せの数値を具体的に測定できるデバイスなのかアプリなのかを半年くらいかけて開発できればと思います。また、それができたらその数値を上げていく方法を考慮し、自社のサービスへと落とし込めればと考えています。

Messageメッセージ

私たちは、「食時間」で日々の幸福度を上げていくことを目的に、何をすればいいのかを常々考え、メニューや料理のつくり方、空間演出、それに伴うストーリーテリングを中心に、企業やレストランのブランディングを仕掛けてきました。しかし、現場では良い空気を感じ、事後インタビューなどで体験された方の満足値は高くなるという実感はあるのですが、それを主観的な感覚として第三者に伝えること以外で証明することはできていません。
もっとフラットに、もっと客観的に、それを証明したい。その方法をずっと考えています。「幸せの数値化」ができ、それがひとつの社会的な指標として認知されることになれば、お金のあるなしや最終学歴だけで個人や集団を判断することがなくなり、もう少し息苦しくない世の中になるのではないかと考えます。
私たちは「食時間」でそれを解決することを考えていますが、この領域以外にも転用できることはたくさんあると思います。今回のインタビューでは、テクノロジー、料理、空間などのプロフェッショナルたちにお話を伺い、我々の目指すことの実現化までのプロセスに重要となるであろうヒントを見つけるために、たくさん対話させていただければと考えています。

Q’s Perspectiveカンバセーションズの視点

これまで2度にわたってカンバセーションズに参加してくれている熊野森人さん。そんな熊野さんが、「ゆっくり おいしい ねむたいな」というなんとも不思議な、そして、想像力がかき立てられる名前の会社を新しくつくられたという話は、以前から聞いていました。ただ、実際のところ、どんな事業をしている会社なのか? これから何をしようとしているのか? ということが、会社のサイトを見てもイマイチよくわかりませんでした。そこで今回、新会社「ゆっくり おいしい ねむたいな」としての参加を熊野さんに呼びかけてみたところ、この企画がスタートすることになりました。
「食の時間を豊かにデザインし、毎日幸せを感じられるようにすること」「幸せを数値化し、お金や学歴に代わる指標にすること」。なんとも壮大かつ抽象的な話に聞こえますが、間違いなくこれからの社会において求められる大切な価値観だと思います。カンバセーションズでは、この難題に対して、熊野さんたちと一緒に頭を悩ませてみたいと思っています。