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池田晶紀

写真家

金子益三

上富良野町 町議会議員

さまざまなアーティストのポートレート撮影や広告写真などを手がける写真事務所「ゆかい」を率いる池田晶紀さん。そんな池田さんは、先日ひょんなことから北海道上富良野町のPR大使に任命されたといいます。ということで、今回池田さんがインタビューするのは、上富良野町で町議会議員を務め、「サウナスパシティ構想」を掲げたまちづくりを推進している金子益三さん。一見接点がなさそうに思える金子さんと池田さんの間には、果たしてどんな出会いがあったのか? そして、池田さんがいま金子さんに聞いてみたいこととは? 東京にサウナ視察ツアーで滞在中の金子さんに、サウナセンター大泉さんでお話を伺いました。

4. 上富良野にはいつ行くのがいいですか?

金子益三 

実は一番オススメしたいのは冬なんです。すべてが雪に包み込まれた世界にいると、俗世間のイヤなものすべてを白一色にしてくれている感じがするんです。

Q.都会の人たちは、上富良野の大自然にビックリするくらい反応するじゃないですか。あまりにも良いものが身体に入ってきたというのを五感すべてで感じるんですよね。

金子:例えば、上富良野のサウナの水風呂は十勝岳からの伏流水を使っているんですけど、滴った水が口に入ったりすると、それがわかるんですよね。まさに五感で感じるわけです。サウナに入れば鼻からはヴィヒタの香りが感じられ、肌を通して熱を感じ、目を通しておじさんの背中の汗に映る自分の姿が見えるんですよ。

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Q.そこは雄大な富良野の風景でしょう。なんでおっさんの背中なんですか(笑)。

金子:耳からは、サウナストーンにお湯をかけた時のジュッて音がね。

Q.それも小鳥のさえずりとか風の音でしょうが…。

金子:それは冗談として、上富良野では食べ物も美味しいですけど、例えば目や鼻をふさいだ状態で上富良野産のお肉を食べてもイマイチなんですよ。それこそいま話したように雄大な景色を見て、鳥の声を聞いて、森の香りがするなかで、風景ごと頂いて初めて「あぁ美味いな」と。それこそが上富良野なんですよ。

今回取材場所として使わせて頂いた「サウナセンター大泉」さんのクールダウン室に掛けられている上富良野産のヴィヒタ。

Q.本当にそうですね。とはいえ、なかなか頻繁に上富良野に行くのも難しいじゃないですか。そんな時にヴィヒタがあれば、上富良野の自然を部屋の中で楽しめるわけですよね。それに今日取材で使わせて頂いているこのサウナセンターさんなんかは、十勝岳さんの石をサウナ室に使っていて、水風呂やクールダウン室にはヴィヒタが置かれるなど、すべてが上富良野産のもので驚きました。これが東京のド真ん中で体験できるなんて素晴らしい。…ということは、上富良野には別に行かなくてもいいということになりますね。

金子:いやいや、まずは富良野地方の雄大な自然が濃縮したこのサウナセンターさんでプレ体験をしてもらい、その延長で上富良野に来てもらうと。つまりここはジオパークみたいなものですね。

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Q.なるほど。ここでシミュレーションをしつつ、ここにはない気候と景色は本場で体感してくれと。ちなみに、季節はいつがいいんですか?

金子:実は一番オススメしたいのは冬なんです。いま上富良野を訪れる方のほとんどは6月から8月の間に来て、9月に日本で最初に紅葉する十勝岳なんかを見ていくんですね。それはそれでもちろん素晴らしいんですが、冬もまたいいんですよ。もちろんある程度しっかりした装備は必要になりますが、すべてが雪に包み込まれた世界にいると、俗世間のイヤなものすべてを白一色にしてくれている感じがするんです。厳しい季節ではありますが、食べ物も美味しいですしね。でも、長い冬が終わって、一気に植物が芽吹く5月くらいも素晴らしいんだよなぁ。うーん、結局365日ということになりますね。

Q.上富良野は、東京、名古屋、大阪それぞれからアクセスしやすいのもいいですよね。

金子:成田便も直行していますしね。つまり、海外から戻ってきて、成田経由でそのまま上富良野に来るという手もあるんです。

Q.なんでだよ!<続く>

もっと知りたい人は…

  • 池田晶紀 

    池田晶紀

    写真家

    1978年横浜生まれ。1999年自ら運営していた「ドラックアウトスタジオ」で発表活動を始める。2003年よりポートレート・シリーズ『休日の写真館』の制作・発表を始める。2006年個人スタジオ「ゆかい」設立。2010年スタジオを馬喰町へ移転。オルタナティブ・スペースを併設し、再び「ドラックアウトスタジオ」の名で運営を開始。国内外で個展・グループ展多数。アーティスト三田村光土里とのアートユニット「池田みどり」としても活動。現在、coyote「水草物語」、たまら・び「表紙写真のものがたり」を連載中。

  • 金子益三 

    金子益三

    上富良野町 町議会議員

    1968年上富良野町生まれ。大学卒業後4代目として家業である呉服店丸一幾久屋を継ぎ、商工会青年部員として町づくりに参画をする。平成13年に青年部長となり、平成15年には上富良野町議会議員に初当選する。その後、北海道商工会青年部連合会副会長などの公職に付き、上富良野町と全国の懸け橋となりながら、さまざまな町おこしを仕掛ける。現在、日本初のヴィヒタ生産販売の会社を立ち上げ、「上富良野町スパ・サウナシティー構想」を手がける。趣味はサウナと旅行で全国47都道府県はすべて制覇。