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萩原俊矢

ウェブデザイナー

須藤健一

国立民族学博物館 館長
文化人類学者

今回インタビュアーを務めてくれるのは、「カンバセーションズ」のサイトデザインを手がけるcookedのメンバーであり、普段はフリーランスのWebデザイナー/プログラマーとして活動している萩原俊矢さん。単独では初めてのカンバセーションズ参加となる萩原さんが、”いま話を聞きたい人”として挙げてくれたのは、大阪・国立民族学博物館(通称:みんぱく)の館長で、文化人類学者の須藤健一さん。インターネット時代における新たなリアリティの在り方に着目する「インターネット・リアリティ研究会(ICC)」にも名を連ねる萩原さんが、独自の視点で文化人類学/民族学の核心に迫ります。

インタビューの前に

萩原俊矢 

いま、萩原俊矢さんが聞きたいこと

「僕は普段Webサイトをデザインしたり、プログラムを書いたりしているのですが、それと並行してこれだけインターネットが普及した時代における新しいリアリティを研究する活動を有志のメンバーと続けているんです。自分の創作物というのはほぼすべてネット上にあるのですが、インターネットの時代がやって来て、デジタルで作られたものが自分たちのリアリティを変えていこうとする時に、そこには民族学的な価値も生まれ得るんじゃないかと思うんです。
例えば、ある国や地域に丈夫な木があれば、それを使った器が作られるのと同じように、どこかの会社が新しく作ったグラフィックツールが出ると、それを使って作られた絵がネット上に出回ったりするわけで、ツールによってアウトプットが決まるという点では共通しているんですね。また、アメリカの大統領選挙時にオバマを風刺するGIFアニメーションなどがネット上で出回ったりしたんですが、風刺画という昔からあるものが、GIFアニメーションという現代的な形式で表現されるというのもとても興味深いと感じます。
これからのインターネットのリアリティを考えていく上で、民族学的な視野というのが必要になってくると思っているのですが、今日は須藤さんのこれまでの活動やみんぱくの取り組み、フィールドワークにおけるコミュニケーションなどについてお話を伺いたいと思っています」

インフォメーション

12月3日まで「渋沢敬三記念事業 屋根裏部屋の博物館 Attic Museum」展が国立民族学博物館 特別展示館にて、11月26日まで「台湾平埔族の歴史と文化」展が本館 企画展示場Aにて開催中。

もっと知りたい人は…

  • 萩原俊矢 

    萩原俊矢

    ウェブデザイナー

    1984年生まれ。ウェブデザイナー。2012年、セミトランスペアレント・デザインを経てセミ・セリフを設立。ウェブデザイン、ネットアートの分野を中心に幅広く活動し、同時にデザインと編集の集団クックトゥや、flapper3としても活動している。CBCNETエディター。IDPW正式会員として第16回文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門新人賞を受賞。

  • 須藤健一 

    須藤健一

    国立民族学博物館 館長
    文化人類学者

    新潟県佐渡市生まれ。埼玉大学教養学部卒業、75年9月に東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程中退、文学博士。国立民族学博物館助手、助教授を経て、93年4月から神戸大学国際文化学部教授、同大学院国際文化学研究科教授、附属図書館長等を歴任。09年4月から国立民族学博物館館長。アジア・オセアニア地域を対象に社会人類学を専攻。主著書に『母系社会の構造』(紀伊國屋書店)、『オセアニアの人類学』(風響社)など。