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えぐちりか

アーティスト
アートディレクター

蜷川実花

写真家
映画監督

カンバセーションズに2回目の登場となるアーティスト/アートディレクターのえぐちりかさんが、今回インタビューを依頼したのは、フォトグラファー/映画監督として活躍を続ける蜷川実花さん。数々の著名人の写真集や自身の作品集を発表し、さらに沢尻エリカさん主演の映画『ヘルタースケルター』、AKB48のミュージックビデオ「ヘビーローテーション」など、近年では映像分野でもセンセーショナルな作品を世に送り出しています。ますます活動の幅を広げ、多忙を極めるトップクリエイターであり、一児の母でもある蜷川さんに、えぐちさんがさまざまな質問を投げかけます。
※このインタビューは、雑誌「QUOTATION」との共同コンテンツです。3月22日発売の『QUOTATION』VOL.14の誌面でもダイジェスト版をご覧になれます。

5. 子育てで悩むことはないですか?

蜷川実花 

割と面白おかしくやってますね(笑)。スタッフも含めて愛されて育っている子なので、あまり心配していません。

Q.私は子どもに対してのしつけとか、まだ悩むこともたくさんあるんですが、実花さんは子育てのことや、子どもの将来のことで悩んだりすることはありますか?

蜷川:うーん、割と面白おかしくやってますね(笑)。スタッフも含めて愛されて育っている子なので、あまり心配していません。私も両親が共に働いていて、母は小さい頃に私と一緒にいられなかったことを気にしていたけど、私自身は愛された記憶しかないんですよ。圧倒的に愛された記憶があると、自分を肯定できる力がつくんじゃないかなって。そのためには身近な人が肯定し続けることが大切だから、毎日大好き大好き言ってます (笑)。

「noir」(2010)/蜷川実花 noir (2010) ©mika ninagawa   Courtesy of Tomio Koyama Gallery

Q.私も毎日「なんでそんな可愛いの?」ってってチュッチュ、チュッチュしてます。だから大丈夫かな (笑)。息子さんには将来どんな人になってほしいと思っていますか?

蜷川:好きなことが仕事になればいいなと思っています。あとは楽しい人生を歩んでくれればそれでいい。結局、その人が幸せか否かというのは、自分で幸せと思えるかどうかだけだと思うんです。凄い表現者になってほしいなんて全然思わないし、自分を肯定できて、楽しいと思える人になってくれればいい。いま幸せだなと思える力が大切なのかなって。

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Q.実花さん自身は、常に自分の幸せを実感するタイプなんですか?

蜷川:私の場合は欲深いですからね(笑)。ある地点まで登ってそこからの景色を見ると、さらにもっとという感じになる。だから、一生走り続けることが幸せだったりするんです。

Q.最後に、実花さんの今後の目標や、こんなおばあちゃんになっていたいというイメージがあれば教えてください。

蜷川:おばあちゃんになってもちゃんと女扱いされていたいですね。もちろん写真も撮っていて、めちゃくちゃカッコ良いおばあちゃんになるってもう決めてます(笑)。もっと近いところだと、今年は自分の枠を決めないようにしようと思っています。いままではフォトグラファーということに凄くこだわっていたんですね。他の分野を勝手に荒らすのは失礼だと思っていたし、だからこそ映画も「異業種ですがよろしくお願いします」というテンションで凄く真剣にやっていて。でも最近は、別に枠を付ける必要ないなと思っていて、なんでもやってみたいことをとにかくやってみようと。これからもどんどん突き進んでいきたいんだけど、ただ、子どもだけはどうしようかなって思っているんです。やっとまた戻ってきていまを謳歌しているのに、また3年かぁとか思うと二の足を踏んじゃう(笑)。だいたい私は有言実行でやるんですけど、それだけはやっぱり悩みますね。

Q.でも、実花さんには、何人産んでもやれるだけの気合いや芯の強さがあると思いますよ! <インタビュー終わり>

インフォメーション

2冊同時刊行された蜷川実花さんの最新写真集「NINAGAWA MEN 1」「NINAGAWA WOMAN 2」が好評発売中。また、無料カメラアプリ「cameran」と、きゃりーぱみゅぱみゅをモデルに撮影した写真集&ガイドブックアプリ「蜷川TOKYO MAP」が好評リリース中。
えぐちりかさんが、教材、ベビーマットや絵本など毎月届く玩具などのトータルアートディレクションを手がけた3ヶ月から1歳までのベネッセ「こどもチャレンジbaby」が2013年7月より展開予定。

もっと知りたい人は…

  • えぐちりか 

    えぐちりか

    アーティスト
    アートディレクター

    電通にてアートディレクターとして働く傍ら、アーティストとして国内外で作品を発表。絵本「パンのおうさま」が小学館より発売。2011年フィギュアスケート髙橋大輔選手の衣装を担当するなど、広告、アート、プロダクト、衣装など様々な分野で活動を展開。JAGDA新人賞、ひとつぼ展グランプリ、岡本太郎現代芸術大賞優秀賞、イギリスD&AD金賞、スパイクスアジア金賞、グッドデザイン賞、キッズデザイン賞、街の本屋が選んだ絵本大賞3位ほか受賞多数。

  • 蜷川実花 

    蜷川実花

    写真家
    映画監督

    木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。映像作品も多く手がける。2007年、映画『さくらん』監督。2008年、個展「蜷川実花展」が全国の美術館を巡回し、合計約18万人を動員。2010年、Rizzoli N.Y.から写真集「MIKA NINAGAWA」を出版、世界各国で話題となる。監督映画『ヘルタースケルター』が2012年7月より全国公開、21億円の興行収入を記録した。