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えぐちりか

アーティスト
アートディレクター

Chara

ミュージシャン

今回でカンバセーションズには3回目の登場となるアートディレクターのえぐちりかさん。前回の写真家・蜷川実花さんへのインタビューからすでに約2年が経ち、昨年には2人目のお子さんを無事出産されたえぐちさんが、今回インタビューするのは、日本を代表する女性ミュージシャンであり、2児の母でもあるCharaさん。先日発売されたCharaさんの2年半ぶりとなるニューアルバム『Secret Garden』のジャケットデザインをえぐちさんが手がけるなど、仕事でも関わりを持つおふたりが、ものづくりのことや、子育てのことなどについてさまざまなお話をしてくれました。

2. 子どもが生まれて表現は変わりましたか?

Chara 

日常のシンプルな言葉に深さを感じ、それまで拾ってなかった言葉を使って、かっこ良いものをつくることにやりがいを感じるようになった。

Q.私は16歳の時にCharaさんの『Baby Baby Baby xxx』を聴いていたんですが、本当に大好きなアルバムで、北海道から上京してきた時にも持ってきて聴いていました。

Chara:このアルバムはちょうど私が子どもを産んですぐに出した最初のベスト盤。この中に入っている『Tiny Tiny Tiny』という曲は、新しい家族ができた時に歌った娘の歌で、この頃から「私」ではなく「私たち」と歌うようになった。懐かしいね(笑)。この時は出産後1ヶ月くらい休んで、その後すぐにトラックダウンか何かでスタジオに入ってたな。ちょうど子どもを産んだ前後3,4年が凄く忙しかった時期だったんだけど、当時はまだ若かったし、なんとかなるって思ってた(笑)。

Chara「Secret Garden」 Chara「Secret Garden」 Chara「Secret Garden」

Q.ちょうど出産された頃から、より多くのファンの人たちにCharaさんの歌が広がっていきましたよね。Charaさんは子どもが生まれたことで何か変わったことはありましたか?

Chara:子どもが生まれてからは、いずれこの子が私の仕事を見るようになるんだろうなと思うようになって、責任を感じるようになったかな。一度出した言葉はもう引っ込められないと思ったり。どうせなら子どもから「ママかっこ良いね」と言われたいし、友達から「お前の母ちゃんこうなんだよな」とか言われていじめられないようにって(笑)。それは冗談だとしても、やっぱり本気でやっている姿を見せたいじゃない。若い頃は、ミステリアスになりたいと考えていたところもあったけど、その頃は未熟な部分がたくさんあった。でも、出産したことで責任感が出てきて、凄く変わったと思う。

Q.私は一人目を出産した後、子供に出会ったことの衝撃が大きくて、表現手法がガラっと変わった時期があったのですが、Charaさんは自分の表現についても何か変化はありましたか?

Chara:子どもって簡単な言葉とか、響きが面白い言葉から覚えていくでしょ。その辺にある日常のシンプルな言葉に深さを感じたり、凄く伝わるんだなと思うようになって、あえてそれまで拾っていなかった言葉を使って、かっこ良いものをつくるということにやりがいを感じるようになったかな。

Q.すごくわかります。私も子供の笑顔の強さに衝撃を受けてしまって。ストレートな表現で、人の心に深く突き刺さるようなことができないかを模索するようになりました。<続く>

インフォメーション

えぐちりかさんがジャケットのデザインを手がけたCharaさんのニューアルバム『Secret Garden』が発売中。Charaさんは現在全国ツアー「Chara Concert 2015」も開催中。
えぐちさんが手がけた絵本『パンのおうさま』が小学館より発売中。

もっと知りたい人は…

  • えぐちりか 

    えぐちりか

    アーティスト
    アートディレクター

    電通にてアートディレクターとして働く傍ら、アーティストとして国内外で作品を発表。絵本「パンのおうさま」が小学館より発売。2011年フィギュアスケート髙橋大輔選手の衣装を担当するなど、広告、アート、プロダクト、衣装など様々な分野で活動を展開。JAGDA新人賞、ひとつぼ展グランプリ、岡本太郎現代芸術大賞優秀賞、イギリスD&AD金賞、スパイクスアジア金賞、グッドデザイン賞、キッズデザイン賞、街の本屋が選んだ絵本大賞3位ほか受賞多数。

  • Chara 

    Chara

    ミュージシャン

    1991年、シングル「Heaven」でデビュー。オリジナリティあふれる楽曲と独特な存在感により人気を得て、ファッションアイコンとしても注目を集める。1996年には女優として出演した岩井俊二監督の映画「スワロウテイル」が公開され、劇中のバンド YEN TOWN BANDのボーカルとして参加して制作されたテーマソング「Swallowtail Butterfly ?あいのうた?」が大ヒットとなる。1997年のアルバム「Junior Sweet」は100万枚を超えるセールスを記録した。2015年3月にオリジナルアルバム「Secret Garden」をリリース。来年25周年を迎え、未だ制作意欲の衰えを見せることなく作品発表を続けている。