インタビューアーにスポットを当てる新感覚インタビューサイト

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行友 光

ハンドメイドルアー製作

今回インタビュアーになってくれるのは、カンバセーションズのアートディレクションとWebデザインを手がけてくれたcookedの3人。”新鮮な役立たず”をテーマに、Web、映像、書籍などさまざまな分野でユニークな活動をしている幸前チョロくん、萩原俊矢くん、横田泰斗くんの3人が話し合いの末に”話を聞きたい人”として挙げてくれたのは、岡山を拠点にハンドメイドルアーを製作している六度九分行友 光さん。cookedとは活動内容も拠点も大きく異なる行友さんに、同世代の作り手として彼らが聞きたいこととは? カンバセーションズが10月半ばに敢行した岡山出張取材の発端となったインタビューをお届けします。

岡山出張取材でのインタビュー記事などをまとめた特設サイト「QONVERSATIONS TRIP OKAYAMA」がオープン。インタビューに加えて、公開取材イベントのアーカイブ映像や、岡山のさまざまなおすすめなどコンテンツ満載です。ぜひこちらからご覧ください!

インタビューを終えて

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何かものを作る時に即物的な反応を期待するのではなくて、周りや作ってしまった自分に与える影響をじっくり考えて手を動かす辺りはとても共感できました。今回のインタビューはぜひ同世代の方々に読んでもらいたいです。

「インタビューを終えた翌々日、カンバセーションズの公開取材イベントの日、岡山で行友くんとバスフィッシングに行ったんです。萩原くんは予定があって東京に帰ってしまっていたんですが、チョロくんと僕(横田)と3人で。行友くんが朝6時に僕らの宿泊先近くまで車で迎えに来てくれて、最新の釣り場状況も収集しておいてくれて、しかも、初バスフィッシングのチョロくんの為に釣り道具まで用意してくれて。もちろん僕は東京から持参です。
行友くんが車内で流してたCDが、名前忘れてしまったけど日本人のジャズで良かったんです。インタビューでも音楽や映画の引用があったように釣り以外への興味も広いなと。外は雲ひとつない朝焼けで『普通の人は釣り日和ですねっていいそうな天気だけど、僕らはもう少し曇ってる方が釣り日和ですよね』って行友君が言っていて。帰りも同じ話を2、3回したんですが、釣り人は少し雨男なくらいの方がちょうどいいんです。
ホント岡山は天気がいいですね。いやになるくらいの晴天のなか、行友君の案内で釣り場をめぐったんですが、どの釣り場も減水していて、かなり難しい状況でした。岡山は水田用のため池が多いらしく、この時期はどこもそんな感じみたいで、結局僕は一匹も釣れず…。そうなるなぁと薄々思っていた通り、初めてのチョロくんが釣るんですよ、僕釣れてないのに。彼は行友君にマンツーマンで一から指導されて、それを素直に実践しただけなんですけど、それが難しい。行友くんが移動中の車内で話してたんですが、釣り人の段階には3つあると。最初は何も分からず人に習ったり色々試したりする段階、次はほどほどに釣れて自分のなかでのパターンで釣りをする段階、最後は自分のこだわりを捨てて、状況判断から手段を選べる段階。ほら、もう完全に僕は第二段階のダメ野郎じゃないかと。釣りを通じて自分自身を諭されてるような気分になりましたね。
行友くん、イベントにも来てくれて、終わった後にオセロしながら話してたら、明日は六度九分ルアー(横綱)のスイムテストをしに行くから横で釣りしてれば、と。優しいです、オセロは僕が大人気なく圧勝したのに。
また朝から迎えに来てもらって、昨日の話もあったのでこだわりを捨てようと思うんですが、結局また釣れず。ダメですね、ホント。6月がベストシーズンらしいので、来年また岡山を案内してもらう約束をして東京に戻りました。
インタビューを通じて、仕事もいる場所も違うけど感覚が共有できた気がしたのはうれしかったです。何かものを作る時に即物的な反応を期待するのではなくて、周りや作ってしまった自分に与える影響をじっくり考えて手を動かす辺りはとても共感できました。今回のインタビューはぜひ同世代の方々に読んでもらいたいです。でも、僕としては、28歳にして釣り仲間ができたのが何よりうれしかったですね。また行きます。」

もっと知りたい人は…

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    cooked

    “新鮮な役たたず”をテーマに、ウェブ・映像・書籍などの制作と配布をする幸前チョロ、萩原俊矢、横田泰斗の3人組。世の中に既にあるテキストや画像、アルゴリズムなど、どんなものでも素材として、メンバーの手仕事によって調理(cook)する編集とデザインの間のような活動をしている。「カンバセーションズ」のアートディレクション&Webデザイン担当。

  • 行友 光 

    行友 光

    ハンドメイドルアー製作

    2004年から六度九分という屋号でルアー作りをはじめる。2012年2月に表参道のギャラリー同潤会で個展を開く。